こんにちは、マルです。
今回の記事はLogicoolから発売されているゲーミングヘッドセット、PROとG433を比較していきたいと思います。
両方僕は持っているので実際に使ってみて比べることができます。その結果どのように感じたのか音質、付け心地など使ってみてわかる項目を比べていきたいと思います。
価格
PROは約15000円
現在Amazonで価格を見ると15000円ほどです。ゲーミングヘッドセットとしては少し高い値段となっています。
G433は約9000円
対してG433は9000円ほどです。ゲーミングヘッドセットとしては1万円を切っているので手が付けやすい価格帯だと思います。
両者を比較すると価格だけでは圧倒的にG433に分があります。
作り
それでは作りを見ていきます。
イヤーパッド
PROから見ていきます。
PROのイヤーパッドは元からついているのが左のレザータイプ。替え用として右のベロアタイプがついています。
PROのレザータイプは質感、肌触り、没入感はずば抜けていいですが、快適性に欠けます。それを補うためベロアタイプが付属しています。
ベロアタイプは質感、没入感はレザーに劣りますが、肌触り、快適性はレザーを上回ります。
質感、没入感のレザーか、快適性を考慮した万能型のベロアかといったところです。
両方とも程よい柔らかさです。
G433のイヤーパッドも2種類付属しています。

左がマイクロファイバータイプ、右がメッシュタイプです。
G433のメッシュタイプは快適性はいいですが、肌触り、没入感は少なめです。実際に使っていると少しチクチクします。
マイクロファイバーは快適性はメッシュに劣りますが、肌触りはメッシュに比べ少ししっとりしています。
個人的にはメッシュよりマイクロファイバーが好みです。
両方とも少し硬めです。
PROとG433を比較すると
集中、ゲーム特化の場合は以下の順位になりました
1位は間違いなくレザーです。レザーは耳周りをピタッと包むので、外と遮断され集中できます。
2位がベロアなのは、肌触りがメッシュ、マイクロに勝っているからです。さっきも書きましたがメッシュはチクチクします。
3位がマイクロなのはメッシュより肌触りが良いからです。
4位のメッシュはチクチクするので気が散ってしまいました。
快適特化で順位を出すと
このような順位になりました。
快適性ではベロアが1位に感じました。
2位がメッシュより肌触りのいいマイクロ、3位がメッシュです。
4位がレザーなのは使っているとべたついてくるからです。他のタイプもべたつかないことはないですが、レザーがダントツです。
耳が入る穴はG433のイヤーパッドの方が大きいです。
PROの方がサイズが小さいですが耳が痛くなることはありませんでした。
ヘッドバンド
左がPRO、右がG433です。
PROはレザーのヘッドバンド、G433はメッシュのヘッドバンドです。
クッション具合も同じくらいであまりフカフカしないタイプです。
太さはPROの方が太いので安定性、フィット感があります。重量もPROの方が分散しているように感じます。かといってG433も特に不快に感じることはなかったです。
PROの方がヘッドバンド自体に重みがあり、頭に乗っている感が強いです。G433は軽いので頭に乗っている感はそんなにないです。
全体

PROはイヤーカップに金属が使用されており光沢で光ります。その周りはマッドなプラスチックを使っており全体的に高級感が漂い、しっかりとした作りになっています。その分重量もありますが。

G433はイヤーカップをメッシュが覆っておりヘッドバンドへつながる部分はプラスチックで、PROほど高級感はなく、全体的に安く見えます。その分重量は軽いです。
他の外観に関してはそれぞれのレビュー記事に載せてあるので見比べてみるといいかもしれません。
重量
PRO G433
お互いマイク込みの重量です。70gほどPROが重いです。実際付けてみたらPROは重さを感じました。作りがしっかりしているのでその分重量が増えていますね。
ちなみにPROは50mmドライバ、G433は40mmドライバを使っているのでその重量も関係しています。
付け心地

付けた印象を紹介すると
こんな感じでしょうか。
重さ
重さはPROの方が重いですがそこまで気になることはありませんでした。ゲームしてたら知らないうちに慣れていました。
G433は軽いので重さが気になることはなかったです。
側圧
側圧はPROは問題なしです。特に頭が痛くなることもありませんでした。
G433は強めです。使い始めのころは頭が痛くなりました。使っていくうちに緩くはなりましたが、それでも強めです。箱など挟んで調整した方がよさそうです。調整して適度な側圧になったら結構付けてられます。
イヤーパッドの硬さ
イヤーパッドはお互い2種類ずつ付属していますがそれぞれ、PROは程よいクッション性、G433は硬めでした。
PROに関してはイヤーパッドも問題なしです。フィットしています。
G433はイヤーパッドが硬いので、頭の形に合った形状に変化するのではなく、元の形状のまま耳に付きます。そのせいで付け心地が安っぽく感じます。
イヤーパッド広さ
イヤーパッドの大きさは「作り」の項でも触れましたが、PROよりG433の方が大きいです。
PROは普通サイズのイヤーパッドですが耳に乗っかることはなく、痛くなることはないです。
G433は大きめのイヤーパッドなので耳にゆとりがあります。自然な状態の耳があるとして、その周りをカポっとイヤーパッドが覆ってくれる感じです。
硬さ、質ではPROの方が勝っていますが、広さで言うとG433の方が快適です。
奥行き
耳が奥に当たるかどうかですが、両方多少当たっている感じはあります。でもそれによって痛くなることもないので問題ないと思います。
むしろほとんどのヘッドセットは耳が奥に当たっていると思います。当たらなかった機種はGSP500くらいですかね。
ヘッドバンド
PROはヘッドバンド自体に重さを感じると言いましたが、太さのおかげで分散しているようです。
G433はPROより細めで少し重量が集中している感じがあります。でもそれも微々たる差であり、重量自体はG433の方が少ないので、結果としてはG433の方が圧が少なく感じます。
でも、両方頭頂部は痛くなりませんでしたので、そこまで問題じゃないかもしれないです。
メガネフレーム
PROはメガネフレームが押し込まれて痛くなり、何回かフレームポジションを動かしました。
ただ、痛くなるのはレザーのイヤーパッドを使った時で、ベロアのイヤーパッドを使ったら痛くなりませんでした。
G433は痛くはなりますがPROのレザーほどではないです。
ただ、PROのベロアのほうが痛くならなかったです。
多分イヤーパッドの広さが関係しており、PROは普通サイズなのでフレームの上にイヤーパッドが乗っかってしまう。G433は広めなので多少乗っかるだけで済む。この差によって痛みが変わってきているのだと思います。
PROのベロアで痛くならないのは、モコモコが良いクッションになっているからなのかと思います。
痛くなるとは言ってますが、メガネの種類によっても変わるので一概には言えないです。
長時間つけれるのは
付け心地がいいのはPROで、長時間つけれるのはベロアを使ったときのPROです。レザーを使うならG433の方が長く付けられます。
理由はメガネフレームです。ベロアを使えばPROは長時間つけれました。レザーの時はG433の方が長く付けれます。
メガネかけていない人はフレームの話は関係ないので、付け心地のいいPROが良いと思いました。
音質

PRO
PROの音質はクリアで中音が強く感じました。低音は出ていますがそこまで主張してこない感じです。
なのでイコライザ無しでも銃声や爆発音などの低音は抑えられ、足音は聞き取りやすいと思います。
足音を聞くには申し分ない音です。
G433
G433はシャカシャカした音で、中音~高音が強い印象です。また、PROのほうがクリアに感じます。
シャカシャカした音なので低音は少ないですが、銃声、爆発音の高音部が響くためイコライザ無しだときついかもしれないです。
プレイできなくもないですがイコライザをカスタムした方が確実に足音は聞こえます。
なので音質としてはPROの方が聞きやすい音になっています。
まとめ
サクッとまとめてみると、
質感で選ぶのならPROです。
付け心地で選ぶ場合、メガネを使わない方はPRO。メガネを使う方はどちらでもいいですが、ベロアを使うのならPROでいいです。
音で選ぶの場合もPROですね。
やはり高価な方が全体的に質が高いです。あとは価格と相談して、どこまで妥協できるかですね。
ただPROに付属するUSB DACにはオンボードメモリが搭載されており、イコライザをPC以外の機器にも反映させられるので、PC以外で使うのであればPROをおすすめします。
というわけで、PROとG433の比較記事を終わりたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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