こんにちは、マルです。
今回はEPOSのH6PRO Closed(密閉型)を1年ほど使用してみたのでレビューしたいと思います。
割と高価格のヘッドセットなのでなかなか手が出しにくい部類ですよね。
そんな方向けに、音質や装着感、GSP500との比較をメインにレビューしていきますので
参考になればと思います。
H6PRO Closed 外観

イヤーカップ右側にはマイクがついています。跳ね上げ式ミュートなので直感的に操作できてラクです。

マイクは磁石でくっついるだけなので取り外しできます。
マイクを使わないときは下の画像のように付属のフタをはめることでカモフラージュできます。


イヤーカップの左側はダイアルがついており、こちらで音量調整ができます。

ヘッドバンドはレザー素材で覆われています。高級感があって好きなデザインです。
1年使った今でも特にレザーがはがれることもないので、劣化の心配はいらないと思います。

ヘッドバンドのクッションですが、低反発タイプです。分厚くてフカフカなタイプではないのですが、
頭の形に添った形状なので特に頭頂部が痛くなることもないです。

ヘッドバンドの調整は段階ごとにカチカチと動くタイプです。
メモリが記載されているので左右で合わせるのに役立ちます。



イヤーパッドは外側、接触部、内側で素材が異なります。
外側はレザー、接触部はベロア、内側はメッシュになっています。
H6PRO Closed 音質

H6PRO Closedの音質について大きく2つ解説します。
1つ目は音質(低、中、高音域)について、2つ目は音の解像度についてです。
音域(低、中、高音域)
結論から言うと、H6PRO Closedはフラットな音質だと感じました。
強いて言うなら、低、中音が少し強めだと思います。
FPSゲームの足音は低、中音であることが多いので足音を聞き取るにはもってこいの音質です。
それでいてフラットな音質なので、変なクセはなく環境を拾いすげいることもありません。
耳にも負担がかからず聞きやすいです。
音の解像度
音の解像度は良いです。何の音が鳴っているのかはっきりとわかります。
銃声やスキルの音など足音以外の音が聞こえている中でも、足音を聞き分けることができます。
さすがにいつでも聞き分けられるかというと厳しい状況もありますが、
音がこもって判別のつかない製品もあるなか、H6PRO Closedは音のこもりで困ることはありませんでした。
APEXをプレイしてみて
足音は結構聞こえます。
よく「自分だけ相手の存在に気付いて、相手側は自分の存在に気付いていない」という場面がありました。
そんな時は、相手に気付かれる前に1人ダウンさせて数的優位を作って戦っていました。
相手の存在に先に気付けるのは大きなアドバンテージだなと、この場面を繰り返すたびに思っていました。
APEXでは地面の材質で足音が変わりますが、どの材質でも聞き取りにくいということはなかったです。
H6PRO Closed 装着性
H6PRO Closedの装着性について触れたいと思います。
重さ

H6PRO Closedの重さは326gです。
少し重い部類だと思います。
個人的な基準としては270~300が普通で、300を超えてくると重めです。
逆に270以下は軽めな印象です。
ただ、重めではありますが頭頂部が痛くなることはありませんでした。
ヘッドバンドが頭にフィットするので、接点箇所が増え重さが分散されているのだと思います。
側圧
側圧は丁度良いと感じました。
側圧が強いと徐々に耳周りが痛くなりますが、そんなことはなかったです。
また、弱すぎてズレ落ちてくることもなかったので、本当に丁度良いんだと思います。
イヤーパッドの大きさも、耳がすっぽり収まるくらいには大きいので、
耳の上にイヤーパッドが乗っかって痛くなることもなかったです。
耳の上にイヤーパッドが乗っかるヘッドセットは多い印象ですがH6PRO Closedは
そんなこともなく快適でした。
装着できる時間
5、6時間は何も感じることなく装着できました。
付けようと思えばまだ付けれたと思います。
先ほどもお話ししたように重量については少し重めなので、重めのヘッドセットを付けたことがない人にとっては疲れやすいかもしれません。ただ懸念点としてはそれくらいで他は快適でした。
特にイヤーパッドの耳に触れる部分の材質がベロア素材なのが大きいです。

ゲーミングヘッドセットの多くは没入感と遮音性を高めるために、イヤーパッドがレザー素材でできています。
しかしH6PRO Closedは面ごとに素材が使い分けられているので遮音性を保ちつつ快適性も保つことができています。
やっぱり、長時間つけていると汗をかいてベタついてしまうので、
肌触りのいいのいいベロア素材だとかなり助かります。
GSP500との比較
GSP500との比較について触れたいと思います。
普通、比較対象には同じ密閉型のGSP600が適任ですが、あいにく僕が持っていないので
GSP500との比較になってしまっています。。。
音質の比較
GSP500の方がH6PRO Closedに比べ低音が強いです。
また、開放型なこともあり、音が響きます。
そのためFPSにはH6PRO Closedの方が向いているかと思いました。
ただ、音の解像度はGSP500の方が高いです。聞こえる音も綺麗で、音楽鑑賞やゆったりとしたゲームにはもってこいだと思います。
とは言え、昔はメイン機としてGSP500を使いAPEXをプレイしていたので
FPSをプレイするのに向いていないわけではありません。
むしろ下手なヘッドセットよりは全然FPSに向いてると思います。
装着感の比較

まず、GSP500の重量ですが、こちらは370gと超重めです。
重さに関しては確実にH6PRO Closedに軍配が上がります。

側圧についてはGSP500の方が強いです。上の画像のようにGSP500はイヤーパッドの下側が
耳の下に入り込む形状をしています。この形状のために耳の下側に圧力が加わります。
僕の場合は耳の下が痛くなることはなかったですが、人によっては痛くなるようでした。
ただ、イヤーパッドの耳のスッポリ感はGSP500の方があり、ここはGSP500の方が好きでした。
イヤーパッドの耐久性
GSP600ではイヤーパッドの耐久性が問題になっていました。
後継機であるH6PRO Closedはどうなのかという話ですが、1年使った今でも特に問題なく使えています。
ですのでイヤーパッドの耐久性は気にしなくていいかと思います。
H6PRO Closed イコライザ紹介
僕はいつもMixAmpを使ってAPEXをプレイしています。
その時に使っているH6PRO Closed用のAPEX向けイコライザを
下記記事で紹介しているので参考にどうぞ。
まとめ
最後にH6PRO Closedの特徴をまとめます。
・音質はフラット(少し低、中音強めでFPS向き)
・音の解像度は高め
・重量は少し重め
・側圧は丁度良い
・ベロア素材のイヤーパッドで快適
以上がまとめになります。
値段が結構高めのヘッドセットですがそれに見合う価値はあると思います。
本音を言うともう少し安くてもいいんじゃないかとも思いますが(笑)
といっても結構APEXでもお世話になているので、良いヘッドセットだと思います。
個人的ヘッドセッドの選び方
H6PRO Closedのレビューをしましたが個人的に考えるヘッドセッドの選び方について簡単に説明したいと思います。
個人的なヘッドセッド選びの基準は下記です。
1.重さ(300g以下または300弱まで)
2.イヤーパッドの質(ファブリック、ベロア、メッシュがおすすめ)
3.イヤーパッドが耳に乗らないもの
3.音質(解像度は必要)
特に3はこだわりたいです。
どんなに音が良くても耳が痛くなったら集中できないです。
音が良くても、結局付け心地の良いヘッドセッドに戻ってしまうパターンが多かったので、、、
最近は快適性にもこだわったヘッドセッドが増えてきているのでありがたいと感じています。
個人的な基準ですが参考になればと思います。
コメント