こんにちは、マルです。
今回はLogicoolのG733をレビューしていきたいと思います。
G733は重量、ヘッドバンド、イヤーパッドすべてが快適メインで作られているような印象だったので快適性がどうなっているのかすごい楽しみです。
スペック
まず主要スペックを紹介したいと思います。
重量 | マイク無し:278g マイク有り:284g |
ドライバー | PRO-G 40mm |
通信可能範囲 | 最長20m |
接続タイプ | LIGHTSPEED |
充電ケーブル | USB-C |
充電時間 | ライト無し:29時間 ライト有り:20時間 |
詳しいスペックは公式サイトを確認してください。
サクッと特徴
カジュアルなデザイン
ご覧の通りゲーミングヘッドセットとしては、かなりカジュアルなデザインになっています。
カラーバリエーションは
の4色展開になっています。
僕はブルーを購入しましたが、思ったよりも鮮やかな青で、かっこいいです。
記事を書いている今現在、ブラック以外の色はLogicoolの公式ストアしか販売してないっぽいです。
充電はライトのオンオフで9時間変わる
充電は
となっています。
G733はG733自体にLEDが装備されていて光ります。ライトというのはそのライトのON、OFFのことです。
ライトをOFFにしておけば29時間充電は持ちますが、ライトをONにすると20時間の充電時間になります。基本的にはOFFが推奨かなと思いました。
重量

重量はワイヤレスなのに278gです。有線のヘッドセットでも300gのものはたくさんあるのに、それを下回る軽さをG733は実現しています。
重量重視の方はそれだけで価値あるものだと思います。重量はゲーミングヘッドセット界ではトップクラスです。
さらにヘッドバンド部分は重量を分散する設計になっているので、重さというものが無くなりそうです。付けてみてからの感想は下に書いてあります。
外観、内容物

箱はこんな感じです。
内容物

内容物は
になります。
外観




光沢のあるプラスチックと光沢のないプラスチックでイヤーカップはデザインされています。
イヤーパッド

イヤーパッドはメッシュです。付けた感じはチクチクしない感じのメッシュでした。
G433のメッシュはチクチクしたので、メッシュといっても、ぞれぞれ質が違うようです。
内側の黒い部分はレザーっぽい素材でした。
ドライバー側にはR,Lの表記があります。
ドライバーはPRO-G 40 mmです。
ヘッドバンド

ヘッドバンドはゴム質の帯です。このバンドは伸び縮みするので頭にピタッとフィットする感じになります。

バンドの先端には穴が開いており、このどちらをヘッドホンに取り付けるかで、バンドの締め付け具合を調整します。


ヘッドホン自体の調整幅は上の画像の通りであまりありません。基本的にヘッドバンドのゴムが伸びて調整される構造です。
感触はカチカチと動くタイプではなく、スーっと動くタイプです。
ボタン類

ボタン類は左側のイヤーカップにあります。
右側には何もありません。
重量

重量はマイクを合わせると284gでした。Logicoolのスペック表はマイク無しの重量ですね。
ワイヤレスなのに300gを下回るのはすごいです。めっちゃ快適そうです。
音が良ければ言うことないかもしれません。
ソフトウェア
ソフトウェアの紹介をします。
ソフトウェアでは
の4つのタブがあり、設定することが可能です。

上図はヘットフォンのタブです。
ここでは
ができます。
イコライザはもともとのプリセットがあるので用途に合わせて選択もできますし、自分でカスタマイズすることも可能です。
サラウンドの設定では、各方向分の音量を調整することができます。
次にマイクのタブを見ていきます。

マイクのタブでは
ができるようになってます。
マイクの設定項目はすごい多いです。画像にある青丸の・・・を押せば

該当する項目のさらに詳細が設定できます。
さらに、設定したマイク音声を録音、そして試聴できるので、
マイク音声を設定したらすぐにその音声を聞くことができます。これは便利です。
次に割り当てタブを見ていきます。

割り当てタブでは、イヤーカップについていたマイクミュートボタンの機能を別の機能に割り当てることができます。
といってもマイクのミュート機能が一番使いそうなので、そのままの設定でいいと思います。
次にライティングタブを見ていきます。

ここではライティングの設定ができます。
ライトは上部と下部に分かれておりそれぞれカスタム可能です。
光り方は
の中から選ぶことができます。
次に、GHUBの右上に歯車マークがあるのですが、そこをクリックすると

このような画面になります。ここでは
これらの設定がこの画面ではできます。
特に「何分放置したら電源が切れるか」は重要なので設定しておいた方が良いです。無駄なバッテリーを消費せずに済みます。
ソフトウェアの設定は以上になります。
次は実際に使ってみた感想を各項目別でお話ししたいと思います。
音質

実際に使ってみたので音質を解説します。
ステレオとサラウンド両方とも、イコライザは元からプリセットにある「FPS」という設定を使ってみました。
その中でどのように音が変化したのかお伝えしたいと思います。ゲームはAPEXで試しました。
ステレオ時(PC)
ステレオ時の音質は、低音、高音も出ていますが、中音が一番強く感じました。
銃を撃った時は「ドン」という低音より、その中で鳴る「バシーン」という音の方が強かったです。
中音が一番強く感じたと言いましたが、聞こえる足音もその影響を受けており、砂の上を走る「サッサッ」という足音が一番聞き取りやすかったです。
定位は良かったです。ステレオなので右左ははっきり聞こえます。前後は感覚で聞いているので実際に合っているかはわかりませんが、前の方が音が大きく、後ろの方が音が小さくなっているようように感じました。前後もわかります。
一言で言うと「高音型のFPS」にステレオ時はなります。
サラウンド有効時(PC)
サラウンドを有効にすると結構低音が強くなり、響くようになりました。
なので、GHUBのサラウンド設定画面で低音を0にして使用しました。
サラウンドだとステレオと音質が変わり、低音が一番強くなります。先の銃声の例で言うと「ドン」の音が一番強くなります。
APEXの試合をやっていてG7を撃っているときに敵が接近してきているのに気づかないときがありました。銃声に足音がかき消されていました。
なので、微調整として低音部分のイコライザを少し弱めてやれば、バランスのよい音になるのかなと思いました。
定位はしっかりとつかむことができました。
銃は撃っていなかったですが「後ろからかすかに足音が聞こえているな」と思ったら、別のチームが来てて早めに逃げれたこともありました。
サラウンドは少し響くようになりますが方向はつかみやすかったです。
こちらは一言で言うと「低音型のFPS」になりました。
まとめ
FPSで必要な音は拾っていると感じました。これはステレオ、サラウンド両方に感じることでした。
両方とも環境音は抑えてあり、足音、銃声を聞き取りやすいようヘッドセット及びイコライザはカスタマイズされていると感じました。
なので、サラウンド有効時のように、「低音が強ければ少し抑える」といった感じで自分の好みにイコライザをカスタマイズすれば十分に活躍してくれます。
プレステ使用時
USBレシーバーを直接PS4に繋いで使用してみました。
結論は「G733のもともとの性能は十分だけど、ミックスアンプでカスタマイズされた音声には敵わない」です。
音自体はFPS、TPS用にチューニングされており、環境音は拾わないようになっていました。
足音も普通に聞き取ることができましたが、ミックスアンプでカスタマイズした音よりは劣りました。
普段聞こえているはずの足音が聞こえていない場面が多くあり、PCで使用したときよりも足音は拾えていなかったので、PS4だとG733の全力は出しきれいないです。
なのでプレステでのFPS、TPS用途は向かないと思います。モンハンやるなら十分な性能ですが、基本PC用だと考えた方が良いです。
音楽用途
YouTubeで音楽を流し聞いてみましたが、普通にきれいでびっくりしました。「ゲーミングヘッドセットだったよな?」って思っちゃいました。
この音質なら普通に音楽鑑賞できます。また、付け心地もいいしワイヤレスなので作業用、勉強用でも使えるのではないかと思いました。USBレシーバーでの接続に限りますが。
装着性

装着性はめちゃめちゃいいです。4時間くらいゲーム、音楽鑑賞等で付けていましたが特に問題なしでした。
耳はイヤーパッドに乗っかる感じはありません。ただ、奥に耳が当たる感じがするのでそこが少し気にはなります。
イヤーパッドはメッシュなので蒸れにくく快適です。G433のメッシュのイヤーパッドはチクチクしましたが、G733のイヤーパッドはチクチクしないです。
側圧は普通か、すこし弱いくらいです。付けていて頭が痛くなることはなく、イヤーパッドがずれていくこともありませんでした。
個人的には好みの側圧です。
またヘッドバンドは頭にピタッとくっついてくれて頭にかかる重量を分散してくれます。なので頭頂部は痛くならなかったです。
僕はメガネを付けてゲームをしますが、メガネのフレームが当たって痛くなることはなかったです。
(※フレームの位置によっては痛くなりました。)
ワイヤレスで快適重視、FPS、TPSもしっかりやりたい方にはおすすめです。
マイク音質
マイク音質はYouTubeを参考にお願いします。
充電残量通知機能
電源ボタンを長押しせずに1回押すとG733の充電残量を教えてくれます。
手軽に充電残量を把握できるので便利な機能です。プレステでゲームをやるときは重宝しそうです。
cloud flight s との比較
持っているワイヤレスヘッドセットがcloud flight sしかないのでcloud flight sと比較します。

音質
cloud flight sのサラウンド使用時の音質は、G733のステレオ使用時の音質に近いと思いました。中音が強いタイプの音です。
正確に言うとcloud flight sの方が高音も出ているように感じました。
定位はどちらもいいです。しっかり方向がわかります。
定位は十分なので、あとは音質の好みの差になってくるのかなと思いました。
ただ、cloud flight sはイコライザの設定ができないので固定になります。なので、本気で音を求めるのであればG733の方が良いです。
G733はホワイトノイズが少し聞こえるくらいでしたが、cloud flight sはホワイトノイズは結構聞こえます。何も音楽が流れていないと気になりました。
装着性
結論としては、
解説をすると、
G733はイヤーパッドがメッシュなので蒸れず、快適な付け心地です。頭頂部もサスペンションヘッドバンドのおかげで痛くなりません。
cloud flight sはイヤーパッドがレザーなので蒸れやすいですが、イヤーパッドはモッチリしており高級感ある付け心地です。ヘッドバンドは低反発で頭との接地面積も多いので、頭頂部は痛くなりません。
ただ、どっちの方が長く付けられるかといったらG733になります。
理由はレザーのイヤーパッドであるcloud flight sの方が蒸れますし、G733に比べて圧迫感があるので、長時間ではG733の方が付けられます。
充電時間
G733 | ライトON:20時間 ライトOFF:29時間 |
cloud flight s | 30時間 |
充電時間はライトを点けなければ、ほぼ一緒です。なので充電時間による差はないと思います。
cloud flight sのレビュー記事はこちらです。
まとめ

最後にまとめをメリット、デメリットで分けて紹介します。
メリット
デメリット
以上が簡単なまとめになります。
ワイヤレスなのに300gを下回っているし、ヘッドバンドもフィットする。イヤーパットもメッシュで疲れにくいので、快適性では本当に最強だと思います。
音もG733自体がFPS、TPS向きの音になっていますし、GHUBでカスタムすれば応用も利くので音も不足無しです。
これがPS4でも完全に使えたなら言うことないんですが、ワイヤレスの宿命ですね。PC用途で快適性重視するならかなり推せるゲーミングヘッドセットです。
最後に評価を載せておきます。
総評
G733
超快適
充電長持ち
オシャレ

快適性
音質
デザイン
コスパ
以上でG733のレビューを終わりたいと思います。
ありがとうございました。
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